武心脱力™で乗り越える「気象病」──自分の身体を守る、新しいセルフケア

「なんだか今日は体がだるい」「やる気が出ない」「頭が重い」
こんな日が、季節の変わり目や梅雨時期、台風の前後などによく訪れませんか?
それ、もしかしたら「気象病」かもしれません。
気象病とは?
気象病(天気痛)は、気圧・気温・湿度などの変化が原因で起こる体調不良の総称です。
主な症状は「頭痛」「だるさ」「眠気」「めまい」など。
現代人の多くが密かに悩んでいる、けれど誰にも相談しにくい不調です。
最新の医学では、気象の変化が自律神経を乱し、脳や全身への血流が悪くなることが原因のひとつと分かってきました。
なぜ武心脱力™が効くのか?
武心脱力™は、合気道の身体原理と、深い呼吸、そして“間”の感覚を融合した独自の身体メソッドです。
このメソッドがなぜ、気象病の改善に役立つのでしょうか?
ポイントは3つあります。
1. 自律神経のバランスを整える
武心脱力™は、「力を抜く」「ゆったり動く」「呼吸を深める」ことを重視します。
これらは、副交感神経を優位にして、気圧変化で乱れた自律神経を優しくリセットしてくれる働きがあります。
ヨガや瞑想でも同様の効果があることが、国内外の多くの医学論文で認められています。
(例:『自律神経と運動療法』日本自律神経学会誌)
2. 全身の血流を促進する
「力まずに動く」「呼吸と動作をつなげる」武心脱力™の動きは、
無理な筋緊張を避け、体のすみずみに血流を届けやすくします。
結果として、「だるさ」や「頭の重さ」を感じにくくなります。
3. “間”と“空間認識”で心をリセット
武心脱力™の稽古では、「今ここ」に意識を向け、空間や身体の状態を丁寧に感じ取ります。
これは現代的な“マインドフルネス”にも通じる要素であり、気分の落ち込みや不安感のリセットにも効果的です。
すぐできる、簡単セルフケア例
たとえばこんな武心脱力™の基本ワークを試してみてください。
●【呼吸を感じて、肩を緩めるワーク】
- 椅子に座って、背筋をすっと伸ばす
- ゆっくりと鼻から息を吸い、肩を軽くすくめる
- 口から長く吐きながら、肩をストンと落とす
- これを3〜5回繰り返す
→肩や首がゆるみ、頭や全身に血流が巡ります
●【“間”を感じる立ち方ワーク】
- まっすぐ立って、両足の裏で床を感じる
- 自分と空間の「間」をイメージしながら、全身の力みをそっと抜く
- 息をゆっくり吐きながら、重力に身を預ける
- 1分ほど、ただ静かに“立つ”だけ
→思考が静まり、心身が落ち着きやすくなります
最後に
気象病は、決して「気のせい」や「怠け」ではありません。
体も心も、天気や季節の変化に繊細に反応しているのです。
もし最近「体が重い」「やる気が出ない」と感じたら、
武心脱力™のやさしい動きと呼吸で、心身をリセットしてみてください。
自分の身体に耳を澄ませること――
それが、あなたらしい毎日への第一歩になるはずです。
(ご質問や体験談もお待ちしています!お気軽にコメント・ご相談ください。)